仮フランス装

仮フランス装の特徴としては、中身の本に対して表紙を少し大きくする製本様式で上製本の表紙が柔らかくなったイメージです。
一枚紙の四方を折りたたみ表紙の強度を確保します。
ミシン製本と同様に希少な製本加工になります。
弊社では、プログレスハード表紙を貼る機械で同様にフランス表紙の加工をしております。

概要

仮フランス装は、フランス表紙、フランス装、仮フランスとも呼ばれ、 正式には「装」は完成した本を指し、表紙は名前の通り表紙を指します。
そもそもの正式名称は「フランス装」と言い、仮フランス装よりも手を加える加工でした。表紙の上に薄いパラピン紙をかぶせて表紙が2層になる仕組みで、通常の製本とは違う雰囲気を演出するものでした。
近年の仮フランス装は、表紙のチリ(本文より表紙が3ミリ程度大きい・ハードカバー同様に)やハードカバー表紙よりも安価で軽く、柔らかいなどのメリットがあります。
国内では、仮フランス装に対応できる加工会社がすくないため、希少な製本加工でもあります。

希少な加工法

仮フランス装は、小説から教科書、また海外の高価なステーショナリーブランドのノートでも使用されていました。
様々な書籍で利用されている仮フランス装ですが、国内で加工できる企業は極めて少なく、弊社を含めて数社しかありません。
弊社の場合は、絵本で使用するプログレスハード表紙(特許)加工をする機械で流用できるので生産にいたり、多くのお客様に質の高い製本加工サービスを提供しています。